爪の線に意味はあるの?


爪をよく見てみると、線が入っているのがわかると思います。

この線は縦に入るものと横に入るものがありますが、どの方向に入っているのかによって意味合いは大きく変わります。

ここでは、爪の縦線と横線について解説したいと思います。





ツメの横線と縦線


爪の縦線 爪の横線
爪の縦線 爪の横線

●縦線・縦すじ(爪甲縦条)

爪の縦すじは主に加齢によるものです。
誰にでも見られる現象であり、ダイエットの影響でも爪に縦すじが出ます。
健康上の問題はない場合がほとんどですので、心配はありません。

●横線・横すじ

縦すじと違い健康上に問題がある症状です。
大病をした後や体調が良くない際に見られる横すじ。
以下が横すじができる主な原因です。

・化学薬品の刺激
・精神的ストレス
・皮膚病
・高熱
・栄養障害
・不規則な生活習慣
・甘皮の処理失敗

爪をよく見れば体調がわかる!

爪を見ると細かい体調の変化を読み取ることもできます。

例えば爪の根元3mm位に横すじが見られる場合は、爪母に栄養が行き渡らなくなるような出来事がそれより一カ月前くらいにあったことが考えられます。

また、とても深刻な病気のサインを見つけることもあります。
「細くて黒いすじ」
これはメラノーマ(爪甲色素線条)という悪性腫瘍(ガン)の可能性があります。

ほくろ除去をする際に組織検査で発見されるケースが多い病気です。
少し前までは主に欧米人によく見られるものだったのですが、日本でも症例が増えてきています。

爪は体の状態を現すとても大切な部位です。
予兆を見逃さないようにしましょう。

見つけた際には病院を受診することをおすすめします。



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